
最近のワイヤレスイヤホンを買うと「取扱説明書が薄すぎてよくわからない」と感じることはありませんか?
- プレゼントで貰ったけど使い方がわからない…
- そもそもBluetoothのペアリングって何?
- 使ってみても、「音が途切れる」「耳からすぐに落ちる」
など、多くの人が最初のステップで悩んでいます。

僕のワイヤレスイヤホン歴は10年以上!ダイソーのイヤホンから3万円以上の高級ヘッドホンまで、15機種以上を使ってきました。
この記事では、初心者が必ずつまずく「ペアリング設定」から、「音が途切れる」 ・「耳から落ちる」 といった悩み別のトラブル解決法、さらには「正しい処分方法」まで、本当の取扱説明書として徹底解説します。
この記事を読めば、ワイヤレスイヤホンの使い方を完全にマスターできるのはもちろん、次にイヤホンを買い替えるときのベストタイミングまでわかります。

目次を使って、気になる所から読みましょう!
音楽や通話をするのにケーブルがいらないワイヤレスイヤホン

ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothという無線接続技術を利用し、音楽や通話を楽しむアイテムです。有線イヤホンと異なり、ケーブルがないため、活動中も邪魔にならず、自由に動き回ることが可能です。
ほとんどのワイヤレスイヤホンは、充電式のバッテリーを内蔵しており、使用しないときは充電ケースに収納して充電します。日常生活で、便利で快適に音楽鑑賞や通話が可能です。
» イヤホンの種類と選び方
ワイヤレスイヤホンの種類
ワイヤレスイヤホンの種類は形状によって、以下の3種類に分類できます。
- 左右一体タイプ
- 完全ワイヤレスイヤホン
- 片耳タイプ
ワイヤレスイヤホンのメリット
僕たちの生活を豊かにしてくれるワイヤレスイヤホンのメリットは、以下のとおりです。
- イヤホンを使いながら自由に動ける
- ケーブルが絡まる心配がない
- スタイリッシュなデザイン
- イヤホンの着脱が簡単
- 複数のデバイス間で利用できる
ワイヤレスイヤホンは、さまざまな場面で大変役立ちます。
ワイヤレスイヤホンのデメリット
ワイヤレスイヤホンは便利な反面、いくつかのデメリットも存在します。ワイヤレスイヤホンのデメリットは、以下のとおりです。
- 充電が必要
- 紛失や落下による故障が起きやすい
- 音飛びや音のずれが発生しやすい
- 価格が高く、自分の耳に合わないときのリスクが大きい
▶以上のデメリットを把握しておくと、ワイヤレスイヤホンを選択する際の参考になります。
» ワイヤレスイヤホンが落ちる原因と対策を解説!
ワイヤレスイヤホンとBluetooth接続
Bluetoothとはデジタルデバイスを無線で繋ぐための技術
- Bluetoothとは?
- スマホとワイヤレスイヤホンなどのデジタル機器を、ケーブルなしで接続するための近距離無線技術。
有効距離は1m~100mまで可能で、Wi-Fiなど他の無線通信に比べて消費電力が非常に少ないのが大きなメリットです。

簡単に言えば、イヤホンやスピーカーで音楽を聴くのがBluetoothの役割、スマホやPCでWebサイトや動画を見るのがWi-Fiの役割です。
▶Bluetoothの詳しい説明は以下の記事で解説しました。
» Bluetoothの距離を伸ばすテクニックを解説!
無線で繋ぐための「ペアリング設定」
スマホとワイヤレスイヤホンを無線で繋ぐためには「ペアリング設定」を行う必要があります。ペアリング設定の手順は以下のとおりです。
- スマホのBluetooth設定をONにする
- ワイヤレスイヤホンを「ペアリングモード」にする
- スマホ画面で、ペアリング設定を確認する

③では、イヤホンの機種名が画面に表示されることが多いです。
【3ステップ】ワイヤレスイヤホンの基本的な使い方

ワイヤレスイヤホンのペアリングは、音楽や通話をワイヤレスで楽しむための重要な初期設定です。簡単な手順で接続できるので、初めての方でもすぐに使い始めることが可能です。
ステップ1:ワイヤレスイヤホンを充電しよう
購入したばかりのワイヤレスイヤホンだと「バッテリー残量が30%以下」という場合もあります。イヤホンによっては80%以上でないとペアリング設定ができない場合もあるため、まずはフル充電をしましょう。
ワイヤレスイヤホンのバッテリー管理は、非常に重要です。長持ちさせるために、覚えておくべきポイントがいくつかあります。
バッテリー管理の方法のポイントは、以下のとおりです。
- バッテリーが完全に無くなる前に充電する
- 過充電を避ける
- 長期間使用しない場合は50%程度の充電で保管する
- 使用する前には充分な充電を行う
- 環境温度が極端に高いか低い場所を避けて充電・使用する
- 充電器やケーブルは純正品を使用する
- バッテリーが劣化したら、専門店で交換を検討する
- バッテリーの状態をチェックする
- 使用しないときはイヤホンをオフにする
- 定期的に清掃する
以上のポイントを守ることで、ワイヤレスイヤホンをより長く快適に使用できます。
ステップ2:スマホとイヤホンをペアリング(接続)しよう
ワイヤレスイヤホンのペアリングの手順は以下のとおりです。
- スマホのBluetooth設定をONにする
- ワイヤレスイヤホンを「ペアリングモード」にする
- スマホ画面で、ペアリング設定を確認する
▶iPhoneユーザーの人は、以下の記事でペアリング方法を解説しています。
» ワイヤレスイヤホンとiPhoneを接続する方法!

今回はAndroid端末(スマホ)の画面を使って説明します。
①スマホのBluetooth設定をONにする

スマホ画面の上からスワイプして、Bluetooth(ᛒ)をタップします。
上記ができない場合は、以下の方法を行なってください。
- メニュー画面→「設定」
- 接続→「Bluetooth」をON
②ワイヤレスイヤホンを「ペアリングモード」にする

次にワイヤレスイヤホンをペアリングモードにします。ペアリングモードとは、イヤホンを無線接続するためのファーストステップです。
(ペアリングモードへの設定方法は各ワイヤレスイヤホンによって異なります)
ペアリングモードになると、イヤホンのLEDランプの色が交互に点灯する場合が多いです。

ペアリングモードにする方法は取扱説明書に書いてあります。わからなければ、「イヤホン名+ペアリング方法」で検索してください。
③スマホ画面からペアリング設定をする

ワイヤレスイヤホンをペアリングモードにしたら、スマホ画面からペアリング設定を行います。
➀>設定>接続>Bluetoothの順番でタップして、左の画面を出します
➁スキャンをタップすると、画面にペアリングしたいワイヤレスイヤホンが表示されます。

③ペアリングしたいイヤホンの機種名などが画面に表示されるので、表示された文字をタップします。

④ペアリングするかどうかを確認されるので、「ペアリング」をタップします。
ペアリングが正しく実行されると、スマホのBluetooth接続アイコンの下に、ペアリングされたイヤホンが表示されます。

以上の手順通りに行うと、デバイスとワイヤレスイヤホンが無事にペアリングされ、音楽や通話をワイヤレスで楽しめます。
ペアリングのプロセスは、イヤホンのブランドやモデルによって若干異なりますが、基本的な流れは共通しています。正しい手順でペアリングを行うと、安定した接続ができ、ストレスなく音楽を楽しむことが可能です。
▶それでも接続できない場合には、何か別の原因があるかもしれません。原因や対処法などは以下の記事で詳しくまとめています。
» ワイヤレスイヤホンが繋がらない原因と対処法を解説!
ステップ3:ワイヤレスイヤホンの基本操作を覚えよう
ペアリングが完了したら、ワイヤレスイヤホンを実際に操作してみましょう。

これから紹介する基本操作はイヤホンからはもちろん、スマホ側からでも操作できます。
ワイヤレスイヤホンの操作方法は、主に指で軽く触れる「タッチセンサー式」と、カチッと押し込む「物理ボタン式」の2種類に分かれます。
タップする回数や長押し、ボタンを押す長さなど、メーカーや機種によって具体的な操作方法は異なりますが、ここでは最も一般的で基本的な操作を解説します。
この先の比較表を分かりやすくするため、操作の用語を以下のように定義します。
- タップ:タッチセンサーを「ポン」と短く触れる操作です。
- クリック:物理ボタンを「カチッ」と短く押す操作です。
- スワイプ:タッチセンサーの表面を「スーッ」と指でなぞる操作です
電源を入れる・切る
- 電源を入れる
- 最近の完全ワイヤレスイヤホンの場合、充電ケースからイヤホン本体を取り出すだけで、自動的に電源がオンになります。
(※左右一体型(ネックバンド型)など、一部の機種では本体の「電源ボタンを長押し」してオンにする必要があります。) - 電源を切る
- イヤホンを充電ケースに戻し、フタを閉めるだけで自動的に電源がオフになります。
(※こちらも、一部の機種では「電源ボタンを長押し」してオフにする必要があります。)
以下では、タッチセンサー式と物理ボタン式の代表的なイヤホンである
- Apple Airpods 4
- Shokz OPENRUN PRO2
を例に操作方法を説明します。
音楽を再生する
イヤホン | ![]() | ![]() |
操作方法 | タッチセンサー式 | 物理ボタン式 |
再生/一時停止 | ステム(イヤホンの軸部分)をタップ | マルチファンクションボタンをクリック |
次の曲を再生 | ステムを2回タップ | マルチファンクションボタンを2回クリック |
前の曲を再生 | ステムを3回タップ | マルチファンクションボタンを3回クリック |
詳細はこちら | 詳細はこちら |
音量を調整する
音量調整は、音楽や動画を快適な音量で楽しむために重要になります。音量を調節する方法はいくつかあり、場面に合わせて使い分けましょう。
音量調整の方法は、以下のとおりです。
- イヤホン本体にある音量調整ボタンを使用する
- スマートフォンやタブレットの音量調整機能を利用する
- 音楽再生アプリの内蔵イコライザーで音量を変更する
- イヤホン本体のタッチコントロール機能で音量を調整する
- スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスで音量を調整する
- 音声アシスタントを使用して、音量を指示する
- イヤホンのアプリがあれば、アプリを使用して音量調整する
以上の方法を覚えておけば、場所や時間を選ばずに快適な音量で、ワイヤレスイヤホンを楽しめます。
電話を受ける・切る
ワイヤレスイヤホンを使って通話する方法は以下のとおりです。
- イヤホンのマイクが機能しているか確認する
- イヤホンがデバイスと正しく接続されているか確認する
- 通話を開始または受ける際に、イヤホンのボタンを押す
- 通話中の音量は、イヤホン本体または接続デバイスで調整する
通話が終わったら、イヤホンのボタンやデバイスの画面を操作して、通話を終了できます。
イヤホン | ![]() | ![]() |
操作方法 | タッチセンサー式 | 物理ボタン式 |
電話を受ける | ステム(イヤホンの軸部分)をタップ | マルチファンクションボタンをクリック |
電話を切る | ステムを2回タップ | 通話終了後、マルチファンクションボタンをクリック |
リダイヤルする | iPhoneのSiri(※)を経由することで可能 | 不可 |
詳細はこちら | 詳細はこちら |
- Siri(シリ)とは?
- Apple製品に搭載されているAI(人工知能)を活用した音声アシスタント。
「Hey Siri、○○して」と呼びかけることで、電話や音楽再生、音量の調整といったデバイスの操作、インターネットで調べてもらうことが可能です。
音声アシスタントを使いこなすと、スマートフォンを手に取ることなく、声だけでワイヤレスイヤホンを操作できます。
音声アシスタントの特徴は、以下のとおりです。
- Siriなどの主要な音声アシスタントに対応している
- リマインダーの設定などが声だけでできる
- 周囲の騒音を抑えながら音声指示ができる
- 特定のジェスチャーを使って音声アシスタントを起動させられる
- 音声アシスタント機能は、イヤホンとスマートフォンをインターネットに接続する必要がある
- よく使用するコマンドにすぐアクセスできるよう設定できる
タッチセンサー式の場合、操作がしにくかったり、誤作動が起きてしまうというデメリットがあります。ワイヤレスイヤホンの音声アシスタントを活用すると、日常生活がより快適で効率的になります。

僕は着信時の誤作動にストレスが溜まるタイプなので、物理ボタン派です。
▶記事内でも紹介した「OPENRUN PRO2」は以下の記事で詳しくレビューしています。これまで購入した数々のイヤホンの中で、普段使いイヤホンTOPの座に君臨中です。
» 【スポーツや普段使いでもOK!】OPENRUN PRO2の魅力とは?
ステップ4:専用アプリをダウンロードする
ワイヤレスイヤホンは、スマホとペアリングするだけで基本的な機能は使えます。しかし、その製品が持つポテンシャルを100%引き出すには、メーカーが提供する無料の専用アプリをインストールすることが不可欠です。
専用アプリのダウンロードが必要な理由
- 自分の好みに合わせて、音質が調整できる
- ノイズキャンセリング機能を自分好みに最適化できる
- ワイヤレスイヤホンの操作をカスタマイズできる
- イヤホンのソフトウェアを最新の状態に保つため
Shokz製品の場合:「Shokz」アプリで設定を最適化

「Shokzアプリ」でできること
- サウンドや音質のカスタマイズ
- 複数デバイスに接続できるマルチポイントペアリング
- ファームウェアのアップデート
Apple製品の場合:iPhoneの「設定」、紛失対策としての「探す」アプリ
Airpodsをカスタマイズするには、専用アプリではなく、iPhoneの「Bluetooth設定」から行います。
iPhoneの「Bluetooth設定」で行えることは以下のとおりです。
- Bluetooth接続時に表示される名前の変更
- ノイズキャンセリングの設定
- Airpods操作のカスタマイズ

iPhone+Airpodsユーザーは「探す」アプリもダウンロードしておきましょう。

- 「探す」アプリとは?(iPhoneユーザー専用)
- Appleが提供する、紛失したApple製デバイスや、AirTagなどの対応アクセサリー、そして家族や友人の居場所を追跡・共有するための統合サービス。
この「探す」アプリをダウンロードしておくことで、イヤホンを無くしたり、落としたときに追跡・探すことが可能です。
【悩み別】ワイヤレスイヤホンの「困った!」を解決!
悩み1:イヤホンが接続できない・繋がらない

ワイヤレスイヤホンが接続できない場合、Bluetooth接続でミスしている可能性が高いです。
原因|BluetoothがONになっていない
原因 | BluetoothがONになっていない |
解決策 | デバイス側のBluetoothの設定をONにする |
原因|ペアリング設定がされていない
原因 | ペアリング設定がされていない |
解決策 | ペアリング設定を行う |
この記事内の【ステップ2:スマホとイヤホンをペアリング(接続)しよう】の項目で、画像も交えて詳しく解説しています。ぜひ参考にして試してください。
悩み2:再生中に音が途切れる・ブツブツする
想定される原因は以下のとおりです。
- Bluetoothの電波に問題がある(通信障害)
- イヤホンのバッテリーが少なくなっている
- イヤホンが故障している可能性
- Bluetooth環境の具体的なチェックを行う

まずはこれらの項目をチェックしてみましょう。
チェック内容
- スマホとイヤホンの物理的な「距離」を近づける
- デバイス間の障害物を減らす
- 電子レンジなど強い電波を発する機器から離れる
- 一度Bluetooth接続をOFFにして、時間をあけてから繋ぎ直してみる
▶それでも解決しない場合には、Bluetooth接続に問題がある可能性が高いです。以下の記事を参考に対処してみましょう。
» Bluetooth接続を改善するためのテクニック
悩み3:耳から落ちる・動いていると取れてしまう
原因|耳の穴のサイズとイヤホンの大きさが合っていない
原因 | 耳の穴のサイズとイヤホンの大きさが合っていない |
解決策 | 【カナル型の場合】イヤーピースを交換する 【インナーイヤー型の場合】スタビライザーなどの落下防止アイテムを活用する |
こちらの悩みの場合、あなたが持っているイヤホンの種類で取るべき対策が異なります。
▶カナル型イヤホンとインナーイヤー型イヤホンの違いについては以下の記事で詳しく解説しました。
» カナル型とインナーイヤー型イヤホンの違いを解説!
▶【カナル型イヤホンの場合】イヤーピースの交換がもっとも安価かつ簡単な対策になります。
» イヤーピースの選び方や注意するポイントを解説!
▶【インナーイヤー型イヤホンの場合】まずは落下防止用アイテムを活用しましょう。
» ワイヤレスイヤホンを落ちにくくする便利アイテムとは?
悩み4:片耳しか聴こえない
原因|イヤホンが故障している可能性がある
原因 | イヤホンが故障している可能性がある |
解決策 | メーカー修理 or 買い替えを検討する |
片方しか聴こえなくなったら、故障かワイヤレスイヤホンの寿命が限界にきている可能性があります。おすすめのアクションは以下のとおりです。
- イヤホンが保証期間内か確認する
- イヤホンメーカーに修理可能か問い合わせをする
(症状によっては有償で修理してもらえる場合があります) - 修理か買い替えの検討をする
▶イヤホンを買い替えるなら、「ながら聴き」に適したオープンイヤーイヤホンも検討しましょう。僕がおすすめのオープンイヤーイヤホンはこちらの記事で紹介しています。
» おすすめオープンイヤーイヤホン19選
- オープンイヤーイヤホンとは?
- 耳の穴を完全にふさがずに、音楽や音声を楽しめるイヤホン。
周囲の環境音を自然に聞き取れるため、ウォーキング中などの屋外での活動中も安全性が高まります。
家事や育児をしながらでも、音楽やオーディオブックを「ながら聴き」するのに最適な設計です。
悩み5:充電できない
原因|イヤホンが故障している可能性がある
原因 | イヤホンが故障している可能性がある |
解決策 | メーカー修理 or 買い替えを検討する |
片方しか聴こえなくなった同様、故障かワイヤレスイヤホンの寿命が限界にきている可能性があります。おすすめのアクションは以下のとおりです。
- イヤホンが保証期間内か確認する
- イヤホンメーカーに修理可能か問い合わせをする
(症状によっては有償で修理してもらえる場合があります) - 修理か買い替えの検討をする
悩み6:音漏れが気になる
音漏れが気になる場合は、複数の原因が考えられます。
- 聴いている音量が大きい
- 耳の穴のサイズとイヤホンの大きさが合っていない
- 音漏れしやすいイヤホンの構造になっている
適切な音量を設定することは、耳の健康を守り、快適にワイヤレスイヤホンを使用するために非常に重要です。長時間の使用でも耳を痛めないために、適度な音量で聞きましょう。聴覚障害を防ぐために、最大音量の60%以下での使用が推奨されています。
周囲の騒音レベルに合わせた音量調整を行い、他人の声が聞こえないほどの大きな音量は避けましょう。スマホやデバイスの設定を活用して、音量制限を設ける方法も有効です。適切な音量を設定すると、より安全で心地よいワイヤレスイヤホンの使用ができます。
原因➀|聴いている音量が大きい
原因 | 聴いている音量が大きい |
解決策 | 再生音量を抑える ノイズキャンセリング機能を使って、再生音量を下げる |
▶勉強や作業に集中したいときに使えるノイズキャンセリング機能は以下の記事で詳しく解説しています。
» ノイズキャンセリングの活用方法とは?
原因➁|耳の穴のサイズとイヤホンの大きさが合っていない
原因 | 耳の穴のサイズとイヤホンの大きさが合っていない |
解決策 | 【カナル型の場合】イヤーピースを交換する あまりにもサイズが合わない場合には、買い替えを検討する |
耳の穴のサイズには個人差があります。特に女性で、インナーイヤー型イヤホンを利用する場合には注意が必要です。イヤホンのサイズが合っていないと、音漏れ以外にも落下や紛失の危険があります。
▶こちらの記事では、イヤホンが合わないときの対処法を詳しく紹介しました。選び方や使い方でお悩みの人は必見です。
» イヤホンが耳に合わないときの対処法を徹底解説!
原因③|音漏れしやすいイヤホンの構造になっている
特に骨伝導イヤホンを始めとしたオープンイヤーイヤホンは構造上、音漏れしやすい傾向があります。Shokzから発売されているハイエンドモデルでは、ある程度音漏れを抑制できます。
- Shokzとは?
- 2004年にアメリカで設立された世界的なイヤホンメーカー。
オープンイヤーイヤホンの売上・市場シェアはともにNO.1で、特に独自技術を使用した骨伝導イヤホンで世界中から人気を集めています。
▶骨伝導イヤホンの音漏れ対策は以下の記事を参考にしてください。
» 音漏れしない骨伝導イヤホンは?
悩み7:処分方法がわからない

ワイヤレスイヤホンの処分にはルールがあります。
ワイヤレスイヤホンを充電するためにリチウムイオン電池が搭載されています。一般ごみとして捨てるのではなく、自治体や家電量販店に設置されている「使用済み小型家電回収ボックス(※)」に入れましょう。
※自治体によって名称は異なります
ワイヤレスイヤホンを一般ごみとして捨てると発火事故が発生する可能性があるため、家電リサイクル法に基づいた処分方法が必要です。
▶ワイヤレスイヤホンの処分方法は以下の記事で詳しく解説しています。上記のように、けがや事故の危険性があるので、注意してください。
» ワイヤレスイヤホンの処分方法を徹底解説!
まだ使えるイヤホンの処分には、中古イヤホンの買取サービスがおすすめです。
買取サービスを使うメリット
- 現金化できる
- 手間がかからない
- 環境にやさしい
- 安全に処分できる
当サイトではイヤホン専門店「e☆イヤホン」の宅配買取サービスを推奨しています。

▶e☆イヤホンの買取サービスを使った感想などは以下の記事で詳しく解説しています。
» 【体験レビュー】e☆イヤホンの買取サービスはおすすめ?
失敗しないワイヤレスイヤホン選びのポイント6選


ワイヤレスイヤホン選びのポイントは以下の6つです。
- 装着感
- 利用シーン(目的)
- 機能性
- 接続の安定性
- 音質
- 価格
中でも、以下の2点はイヤホンを選ぶ上でも最重要です。
- 装着感
- 利用シーン(目的)
【最重要】装着感
特にカナル型イヤホンを使うときに、非常に重要なのはイヤーピースの選び方です。イヤーピースが耳の形に合っていないと、音漏れや痛みの原因になります。適切なイヤーピースを選ぶと、音楽をクリアに楽しめ、長時間の使用も快適になります。
» フィットするイヤーピースの見つけ方
イヤーピースの取り付け方や取り扱い方法を正しく把握しましょう。イヤーピースの正しい知識を持っていると、寿命を延ばし、常に最良の状態で使用できます。
» 耳の穴が小さい人のイヤホンの選び方
▶失敗しないイヤホン選びのコツは以下の記事で解説しています。参考にしてください。
» イヤホンが耳に合わない!トラブルを回避する選び方
【最重要】利用シーン(目的)

- ランニング➡動いても落ちない設計や防水性能
- オンライン会議➡マイク性能重視、発声にノイズが入らないようにしたい
- ながら勉強➡長時間着けていても疲れないこと
- 勉強に集中したい➡ノイズキャンセリング機能が必要

このように、あなたの利用シーンや用途によって、選ぶべきイヤホンの形状や重要視する機能は異なります。
上記の2つに比べると、次の4つは使う人によって優先順位が異なります。
- 機能性
- 接続の安定性
- 音質
- 価格

自分の使い方や予算に合わせて、選びましょう。
機能性
利用シーン(目的)に応じて、必要なイヤホンの機能を決めましょう。必要なポイントは以下のとおりです。
- 防水・防塵性能
- バッテリーの稼働時間
- ノイズキャンセリング機能
- 専用アプリでカスタマイズできるか
- マイク性能(通話品質)
防水機能
防水機能は、ワイヤレスイヤホンをより多くの場面で安心して使うための重要な特徴です。
防水機能の特徴は、以下のとおりです。
- 完全防水ではないモデルもあり、防滴レベルに留まるものもある
- 水道水による洗浄が可能なモデルもあるが、製品の指示に従う必要がある
- 雨の中やスポーツ時の汗による損傷を防げる
- 水泳や水中スポーツに適しているものもある
- 防水性が高いと、長期間にわたり耐久性が保たれることが多い
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際は、使用する環境に合わせて適切な防水レベルを備えた製品を選びましょう。日常生活だけでなく、アクティブなシーンでもイヤホンをフルに活用できます。
バッテリーの稼働時間
特に外出先でワイヤレスイヤホンを使うことが多い場合、バッテリーの稼働時間も重要なポイントです。特に以下の3点は購入前の確認が必須です。
- 連続して音楽を再生できる時間や通話可能時間
- ケースに入れての充電ができるか
- 充電用の端子が特殊ではないか?(USB-Cタイプが一般的)
ノイズキャンセリング機能
- ノイズキャンセリングとは?
- 外部の騒音を消し去り、静かな環境で音楽や通話を楽しめる機能。
主にヘッドホンやイヤホンに搭載しており、騒がしい場所でのストレスや聴覚疲労を軽減することが可能です。
ノイズキャンセリングには、以下の2つのタイプがあります。
- アクティブノイズキャンセリング
- アクティブノイズキャンセリングは、マイクを利用して外部の音を拾い、音を打ち消す反対の音波を生成する仕組みです。
- パッシブノイズキャンセリング
- パッシブノイズキャンセリングは、イヤーピースの形状を利用して外部の音を物理的に遮断します。
ノイズキャンセリング機能は、飛行機や電車など騒がしい環境で特に有用です。ただし、ノイズキャンセリングを使用するとバッテリーの消耗が早まる可能性があるので、注意が必要です。
音量を調節できる機能を備えたイヤホンもあり、音楽や通話をクリアに楽しみながら集中力を維持できます。周囲の音も聞ける、アンビエントモードを備えたイヤホンも存在します。
» ノイズキャンセリングイヤホンの圧迫感の原因を解説
接続の安定性
Bluetoothのバージョンが新しいものがベストです。また、Classと呼ばれる通信距離によっても接続の安定性が変わります。一般的に「Class2」のデバイスを選んでおけば、問題ありません。
Class1 | ★Class2 | Class3 | |
---|---|---|---|
最大出力 | 100mW (20dBm) | 2.5mW (4dBm) | 1mW (0dBm) |
通信エリア | 約100m | 約10m | 最大約1m~5m |
使用用途 | 大規模な通信 | 一般的なBluetoothデバイス | 近距離でのデータ転送 |
活用事例 | 工場や大規模イベントでの通信 ドローンの操作 | スマホとワイヤレスイヤホン パソコンとワイヤレスマウス・キーボード | 個人間での簡単なデータ転送 スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイスの接続 |
▶Bluetooth接続を詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
» Bluetooth接続の効果的なテクニック3選
音質
高い音質を求める人は、ハイレゾ音源に対応しているイヤホンがおすすめです。音楽を楽しむには、以下のポイントが大切です。
- 低音の迫力とハッキリした音
- 中音域のクリアさと良質なボーカルの声
- 高音域のキレと伸びやかな響き
音漏れの程度や音の歪みの少なさも快適な使用感には欠かせません。イヤホンが周囲の騒音にどう影響するかも考慮する必要があります。音楽を聴きながらでも周囲の状況を把握できるイヤホンを選べば、安全に利用することが可能です。
オーディオコーデックの種類と互換性を確認しましょう。スマホや音楽プレイヤーとの相性を左右するポイントです。イコライザーの有無やカスタマイズの可否は、自分好みの音質に調整できるかどうかの目安になります。ドライバーの種類とサイズも、音質に大きく影響しやすいです。
音の特性を理解するとイヤホンを選ぶ際に役立ちます。ノイズキャンセリング機能があると、クリアに音楽を聴ける可能性が高いです。マイクの音質は通話のクリアさに直結するため、通話の多い方は注意して選びましょう。
価格
ワイヤレスイヤホンの価格は数百円~数万円まで幅広く、高級イヤホンの価格は年々上昇しているためキリがありません。個人的には過去に「安物買いの銭失い」をした経験から、5,000円以上のイヤホンをおすすめしています。あなたの予算とイヤホンの機能性でバランスを取って検討してください。
お得にワイヤレスイヤホンを購入する方法
お得にワイヤレスイヤホンを購入する方法は以下のとおりです。
- Amazonセールを狙う
- 公式サイトを利用する
- 価格.comなどの比較サイトを利用する
- イヤホン専門店の中古品を狙う
Amazonセールを狙う
Amazonではワイヤレスイヤホンなどのガジェットが大幅に安くなる
- Amazonプライムデー(毎年7月)
- ブラックフライデー(毎年11月下旬)
という大型セールがあります。
狙っているワイヤレスイヤホンが30%~50%引きで購入できる場合があります。購入タイミングがセールに近い場合には、セールまで待つというのも一つの手段です。
▶︎AmazonプライムデーはAmazonプライム会員限定のセールです。プライム会員にはたくさんの特典があります。詳しくは以下の記事を読んでください。
» Amazonプライム会員のメリット・デメリットを解説!
公式サイトを利用する
公式サイト(公式オンラインストア)から購入すると、
- 送料無料
- 保証期間が延長される
- 返品・返金保証
などのメリットがあります。また、公式サイトだからこその安心感やクーポン割引もあります。
例えば、Shokz公式オンラインストアで購入すると、以下のメリットがあります。
Shokz公式オンラインストアで購入するメリット
- 送料無料
- 24ヶ月保証(通常は12ヶ月保証)
- 30日間の返品・返金保証
- 10%OFFクーポン配布

これまでAmazonや楽天で購入していた人は、一度公式サイトものぞいてみましょう。
価格.comなどの比較サイトを利用する
- 価格.comとは?
- 家電製品やパソコン、カメラといった電子機器を中心に、同じ商品を取り扱う様々な通販サイトの販売価格を一覧で比較できる比較サイト。
価格.comで購入する場合とそうでない場合で以下のような差が出ます。
例)【Apple】AirPods Pro 2



「少しでも安く購入したい」という人は価格.comで最安値をチェックするのが、賢い買い物のコツです。
価格.comで最安値をチェックするテクニックはイヤホン以外にも応用できます。僕は価格.comでMacbook Air(M4チップ搭載)を146,631円で購入して、同僚に驚かれました!
イヤホン専門店の中古品を狙う
ワイヤレスイヤホンを快適に使うためのコツ
定期的にメンテナンスをする
ワイヤレスイヤホンを長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
定期的なメンテナンス方法は、以下のとおりです。
- イヤーピースやイヤホンの表面を定期的に清潔に保つ
- 充電ポートをほこりや汚れから定期的に掃除する
- ソフトウェアやファームウェアを最新の状態にアップデートする
- バッテリー劣化を防ぐために、完全放電を避ける
- 使用しないときは、イヤホンを専用のケースやポーチに保管する
- 通話マイクやセンサー部分の汚れを定期的にチェックし清掃する
- 音質の変化や接続に問題が生じた場合は、製造元のサポートを受ける
以上のメンテナンスを行うことで、ワイヤレスイヤホンの性能を長期間保ち、快適な使用感を維持できます。
ワイヤレスイヤホンのトラブルと対処法

ワイヤレスイヤホンは便利なアイテムですが、トラブルに見舞われる場合があります。トラブルが起きたときには、慌てずに原因を特定し、適切な対処法を試すことが重要です。
ワイヤレスイヤホンのトラブルと対処法について、以下の3点を解説します。
- 音が片方からしか聞こえない
- 音が途切れる
- 充電ができない
トラブルに対し適切な対応をとると、ワイヤレスイヤホンを快適に使用できます。
音が片方からしか聞こえない
ワイヤレスイヤホンを使用中に音が片方からしか聞こえなくなることは、頻繁に起こるトラブルです。原因はひとつではありません。原因に対する正しい対処法を知っておきましょう。
音が片方からしか聞こえない原因と対処法は、以下のとおりです。
- ワイヤレスイヤホンの左右のバランス設定を確認する
- イヤホンの汚れや耳垢がないか点検し、清掃する
- ペアリングを解除後、再度ペアリングを試みる
- イヤホンのファームウェアが最新かどうか確認し、アップデートする
- デバイスのBluetooth設定をリセットする
- イヤホンが故障していないか、別のデバイスでテストする
- イヤホンのバッテリー残量をチェックし、必要であれば充電する
- デバイスのオーディオ設定で、モノラル設定がオフになっているか確認する
- ヘッドフォンジャックやBluetooth接続部分の損傷をチェックする
定期的なメンテナンスと正しい使用方法を心がけることで、トラブルを防げます。
音が途切れる

ワイヤレスイヤホン利用時に音が途切れることはよくあり、原因はさまざまです。
音が途切れる原因と対処法は、以下のとおりです。
- 電波干渉の可能性があるため、他の電子機器から離れた場所で使用する
- 音が途切れる場所や状況を特定し、環境的な原因を排除する
- Bluetooth接続範囲内(一般的には10m以内)にデバイスを保つ
- ワイヤレスイヤホンとデバイスのペアリングを解除して再ペアリングする
- イヤホンのバッテリー残量を確認し、必要に応じて充電する
- イヤホンのファームウェアを最新バージョンにアップデートする
- デバイスのBluetoothの設定で不要な接続履歴を削除する
- イヤホン本体や耳穴の汚れを清掃し、接触不良を防ぐ
- ワイヤレスイヤホンのメーカーのサポートやFAQを確認する
- 接続しているデバイスが、ワイヤレスイヤホンに対応しているか確認する
上記の対処法を知っておくと、トラブルに対応できます。
» ワイヤレスイヤホンが途切れる理由と対処法を解説!
充電ができない
ワイヤレスイヤホンの充電ができないトラブルはよくあります。
充電ができない原因と対処法は、以下のとおりです。
- 充電ケーブルの断線や損傷を確認する
- 充電ポートの汚れや異物の有無をチェックする
- 充電アダプターが正しく機能しているかをテストする
- イヤホンの充電端子と接触不良がないかを検証する
- バッテリーの劣化が原因である可能性を考慮する
- 充電中の適切な温度条件を確保する
- イヤホンが最新であるかを確認する
- マニュアルに記載されているトラブルシューティングを試す
- 長期間使用していなかった場合は、数時間放置してから再度充電を試みる
- 保証期間内であればメーカーにサポートを依頼する
トラブルを解決するために、以上の対処法を押さえておきましょう。
まとめ

ワイヤレスイヤホンは、手軽さと利便性で多くの人に選ばれています。本記事では、以下を解説しました。
- 電池の持ちや接続の安定性に課題がある
- ペアリングはBluetooth機能を有効にしてデバイスで認証する
- 日常的な使用では、音量調整、通話、バッテリーの管理ができる
- 自分に合ったイヤーピースや音量設定が必要である
- ノイズキャンセリングや防水機能など多くの便利な機能が存在する
- 音が途切れた場合や充電できない場合の対処法を知っておく必要がある
便利な機能が多いワイヤレスイヤホンの使用はおすすめです。ワイヤレスイヤホンを使うと、日常をより快適に過ごせます。
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