
- 「軟骨伝導」は骨伝導とどう違うの?
- 軟骨伝導のメリットや安全性について教えて!
- おすすめの軟骨伝導イヤホンはある?
骨伝導よりも音漏れや震えが少ない「軟骨伝導技術」を活用したイヤホンが注目を集めています。しかし、新技術を活用した軟骨伝導イヤホンの少なさや安全性に不安を覚える人も多いです。
この記事では、軟骨伝導の基礎知識やメリット、おすすめの軟骨伝導イヤホンを解説しています。この記事を読めば、あなたは安心して軟骨伝導イヤホンを購入できます。
軟骨伝導イヤホンの魅力は「装着時の快適性」です。オープンイヤーイヤホンなので、長時間つけていても耳が痛くなりません。さらに、骨伝導イヤホンの「音漏れしやすい」「振動の不快さ」という欠点をカバーしています。
2024年10月25日にオーディオテクニカより軟骨伝導イヤホンの新モデル「ATH-CC500BT2」が発売されました。骨伝導イヤホンが合わなかった人の新しい選択肢として検討してください。

目次を使って、気になる所から読みましょう!
軟骨伝導イヤホンは「軟骨伝導経路」を活用したイヤホン
軟骨伝導の基礎知識
軟骨伝導は耳介軟骨を伝って音が伝わる仕組みです。
- 軟骨伝導とは?
- 2004年に奈良県立医科大学耳鼻咽喉科学の細井裕司教授(現学長)が発見した「第3の音の伝わり方」
耳の軟骨を使って音が伝わるしくみで、耳をふさがずに音を聴けることが特徴です。
空気伝導(音が空気を介して耳に達する通常の聴き方)や骨伝導(音を頭蓋骨を通じて内耳に伝える)とは異なります。

軟骨伝導イヤホンの特徴
軟骨伝導イヤホンの特徴は以下の通りです。
- 耳をふさがないで聴ける
- 軟骨を通じて内耳に直接音を伝達する
- 音漏れしにくい
- 振動子の振動が少ない
軟骨伝導の特徴は、耳の軟骨を通して音が伝わるしくみにあります。これにより、耳をふさがずに音を聴くことが可能で、周囲の状況を意識しながら音楽や通話を楽しむことができます。また、骨伝導と比較して振動が小さく、音漏れしにくいというメリットがあります。
空気伝導や骨伝導は、空気や頭蓋骨を通じて耳に届いた音が鼓膜を振動させて、内耳に音を伝えます。しかし、軟骨伝導の場合、振動子(しんどうし)という部品を耳の軟骨に近づけ振動させることで、軟骨を通じて鼓膜→内耳→蝸牛(かぎゅう※)へと音を伝えるメカニズムです。振動子という部品を耳につければ、中耳炎であっても使用できる優れものです。
外耳炎など耳道(じどう)の障害や耳垢の影響を受けにくいだけではなく、骨伝導に比べて、周囲の騒音が多い環境でも聞こえやすい特性をもちます。耳をふさがないためストレスを抱えづらく、閉塞感もありません。周囲の環境音を気にする必要がある場合、安全に活動することが可能です。
※ 蝸牛(かぎゅう)とは、側頭骨錐体(そくとうこつすいたい)内にある内耳の聴覚器官。 渦巻き状の管です。
以下は、軟骨伝導を発見した細井裕司学長の言葉です。
難聴の高齢者は認知機能が低下傾向にあるという研究結果もあり、細井学長は「耳が聞こえにくいと会話が少なくなりがち。認知症を防ぐためにもイヤホンを使って積極的にコミュニケーションを取り、脳の活性化につなげてもらいたい」と話している。
https://www.sankei.com/article/20230925-PHVNAH2QANJ4ZMYPAEN7BJAKZY/(産経新聞 2023.9.25号)
軟骨伝導と骨伝導の違い

軟骨伝導と骨伝導の違いは以下のとおりです。
軟骨伝導 | 骨伝導 | |
---|---|---|
音の伝わり方 | 耳の外側の軟骨を通して音が伝わる | 頭蓋骨を通して内耳に音が伝わる |
振動子(※)をあてる場所 | 耳の穴の前にある小さな出っ張り(耳珠) | こめかみ部分 |
音質 | 通話やながら聴きレベルとして十分 | 通話やながら聴きレベルとして十分 |
装着感 | 耳元にスピーカーがある感覚 | 解放感は同様だが、振動が気になる人も多い |
遮音性 | 骨伝導よりは高い | 耳を塞がないので低い |
デバイスの豊富さ | 少ない | 低価格からハイエンドまで豊富 |
※ 振動子(しんどうし)とは、電気信号を振動に変え、鼓膜を刺激して音を伝えるためのイヤホン部品のことです。
最大の違いは、振動子をあてるポイントです。上の表のように、音質や装着感の面で軟骨伝導イヤホンが優れています。しかし、軟骨伝導技術を活用したイヤホンの種類は少ないのが実情です。発展途上であること、価格帯と品揃えの豊富さから、骨伝導イヤホンが現実的な選択肢となります。
軟骨伝導と骨伝導の違いについて、以下に解説します。
- メカニズムの違い
- 聴覚への影響の違い
- 使用用途の違い
メカニズムの違い

軟骨伝導と骨伝導のメカニズムにはいくつかの違いがあります。軟骨伝導は耳の軟骨を振動させることで音を伝えます。一方で骨伝導は頭蓋骨を通じて音を内耳に伝えます。軟骨伝導は耳の外側に音を伝えるため、耳道を塞ぐことがありません。
いずれも耳を塞がないオープンイヤーイヤホンのため、長時間の使用でも耳が蒸れにくく、快適に使用できます。また、外部の音が聞きやすいのも特徴です。特に安全性が求められる場面での使用に役立ちます。
- オープンイヤーイヤホンのメリット
- 周囲の音が聞こえやすい
圧迫感が少ない
長時間使用しても耳が痛くなりにくい
イヤホンを落としにくい
こちらの記事ではオープンイヤーイヤホンのメリットやデメリット、おすすめイヤホンを紹介しています。
» オープンイヤーイヤホンの魅力を徹底解説!
骨伝導は直接内耳に音を伝えるため、外耳や中耳の問題を回避できます。骨伝導デバイスは水中でも使用可能な製品があり、水泳中でも音楽を楽しめるのが大きな利点です。
軟骨伝導と骨伝導はそれぞれ異なるメカニズムを持ち、使用シーンや目的に応じて選べます。どちらの技術も独自の利点があるので、自分のニーズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
聴覚への影響の違い
軟骨伝導と骨伝導では、それぞれ異なる聴覚への影響があります。
軟骨伝導は外耳を通じて音を伝えます。外耳の正常な機能が求められるため、外耳に問題がある人には適していません。軟骨伝導の音質はクリアであり、音楽を楽しむ際には非常に効果的です。長時間使用しても耳に負担が少ないところもメリットと言えます。
一方、骨伝導は頭蓋骨を通じて内耳に直接音を伝えます。外耳や中耳に障害がある人にも対応できるのが特徴です。外耳や中耳に障害がある人でも内耳が正常に機能している限り、骨伝導は音を伝えることが可能です。ただし、音質がやや劣ることがあります。
骨伝導デバイスは長時間の使用で若干の疲労感や不快感を感じることがあるため、使用時には注意が必要です。
上記のようにどちらの技術もそれぞれの強みがあるため、使用者のニーズによって選ぶことが重要です。
使用用途の違い
軟骨伝導と骨伝導のデバイスは、それぞれ異なる使用用途に特化しています。
軟骨伝導デバイスは主にスポーツやアウトドア活動での使用に適しています。耳を塞がないため、周囲の音も聞き取りやすく、安全性が求められるシーンで役立ちます。防水性能が高く、汗や雨に強いものが多いのが特徴。ただし完全防水ではないものが多いので注意してください。
一方、骨伝導デバイスは日常的な使用に向いています。耳を完全に塞がない骨伝導イヤホンは、安全に音楽を楽しむことができるため、通勤・通学時に便利です。
それぞれのデバイスは特有の利点があるため、自分のライフスタイルや使用シーンに合わせて選ぶことが重要です。
» 骨伝導の仕組みを徹底解説!
骨伝導イヤホンのおすすめは「Shokz Openシリーズ」です。1万円前半のエントリーモデルや、スポーツ用、ビジネス用、水泳用などさまざまな活用シーンに応じたラインナップを取り揃えています。詳細は以下の記事を読んでください。
» おすすめのShokz骨伝導イヤホン3選
軟骨伝導イヤホンのメリット

軟骨伝導技術のメリットは以下のとおりです。
- 耳を塞いでいる圧迫感がない
- 骨伝導イヤホンに比べて音漏れや振動が少ない
- 周囲の音が聞き取れる
耳を塞いでいる圧迫感がない
軟骨伝導のイヤホンは、装着しても違和感がないのが大きなメリット。軽量で耳にかけるタイプのため、長時間使用しても快適です。耳をふさがないので圧迫感もありません。
従来のイヤホンは耳に挿入するタイプのため、長時間の使用で耳が痛くなったり、不快感を感じたりしがちです。しかし、軟骨伝導イヤホンは耳穴をふさがずに、耳の軟骨を振動させて音を伝えるため、長時間使用しても違和感を感じにくく、快適な装着感を実現しています。
» イヤホンの種類
骨伝導イヤホンに比べて音漏れや振動が少ない
骨伝導イヤホンの振動子はこめかみ部分にフィットするため、音漏れしやすい構造になっています。軟骨伝導イヤホンは耳珠部分に振動子を当てるため、より少ない音量で音が伝わります。
特に外部音が大きい場合には音量を大きくしないとイヤホンからの音が聞こえにくい場合があります。音量の大きさと振動子部分の振動は比例するため、振動を不快に感じてしまう骨伝導イヤホンユーザーも少なくありません。
適切な音量レベルで聴くのは、健康的な聴力維持にも役立ちます。環境に応じて音質を微調整すれば、長く活用できて、心地よい音楽体験が得られるでしょう。
周囲の音が聞き取れる
周囲の音が聴き取れるのも大きなメリットです。従来型の有線イヤホンだと、ノイズキャンセリング機能などで周囲の音を遮断するため、周囲の音がとても聴きづらいです。しかし、軟骨伝導であれば耳をふさがないで音楽を楽しめるので、環境音に気を配りながら聴けます。
具体的には、外出時の交通音や他人の声を聴く必要があるシーンの活用に適しています。周りの重要な情報を見逃すリスクが減るのでトラブル防止にもなります。音量に気をつければ、友達と会話しながらお気に入りの曲を聴くことも可能です。
軟骨伝導デバイスの活用事例

軟骨伝導の活用事例は以下のとおりです。
- 補聴器
- ながら聴きイヤホン
- スポーツ中
- ビジネス用
軟骨伝導は新技術のため、まだまだ軟骨伝導の補聴器やイヤホンが少ないのが現状です。しかし、骨伝導イヤホンの弱点を克服する可能性を秘めています。
- 骨伝導イヤホンの弱点とは?
- 音質:従来のイヤホンに比べて特に低音域の音質が劣る傾向があります
音漏れ:こめかみ部分に振動子があるため、音漏れしやすい構造です
騒音時の聞こえの悪さ:耳の穴をふさがないので、騒音下での使用には向いていません
振動子部分の振動による不快感:音量に比例して振動が大きくなるので、不快感を感じる場合があります
軟骨伝導イヤホンは耳の穴の近くに振動子があるので、耳のすぐそばにスピーカーがあるイメージです。骨伝導イヤホンよりも音質が向上するため、音量を大きくする必要がありません。音漏れや振動子の振動に悩まされることなく、適切な音量で健康的に音楽を楽しむことが可能です。
補聴器
軟骨伝導技術を採用した補聴器は、多くのメリットがあります。以下の悩みを解決する商品です。
- 一般的な補聴器の使用が難しい
- 埋め込み型の補聴器が気に入らない
- 小耳症の方
従来の空気伝導式の補聴器と異なり、耳穴をふさがずに自然な聴こえを実現できています。快適な装着感なので聴覚に障害を持つ方だけではなく、聴力が落ちた高齢者の耳にも優しいです。軽量かつコンパクトなので、補聴器をつけていると思われたくない方にも良い選択肢になります。
ながら聴きイヤホン

軟骨伝導イヤホンは、最新の技術を使ったヘッドセットタイプのイヤホンです。耳の中に入れることなく、軟骨を通して直接耳の内部に音を届けます。耳をふさがないので、周りの音も同時に聞けて安全に使用できるのがメリットです。
装着性が抜群で、耳が痛くなりにくいのもメリット。ランニングなどで活用しても気にならないのでおすすめです。防水性能を備えている製品もあるため、水回りの家事中などにも安心して活用できます。
スポーツ
スポーツでも軟骨伝導イヤホンが役立っています。体を動かすのと音楽を聴くのが好きな人にとって一石二鳥です。さらに音楽はストレスを軽減する効果があります。一般人からスポーツ選手まで、音楽を聴きながら幅広いスポーツに活用できます。
コーチの声や他の選手とのコミュニケーションを取ることも可能です。相手の声や交通音を聴き逃さず、安全に活動できるメリットがあります。軟骨伝導ではありませんが、水泳用の骨伝導イヤホンもあります。プールでの長時間トレーニングも、音楽を聴きながらであればより楽しく、効率的にレッスンを受けることが可能です。
水中向け骨伝導イヤホン Shokz「OPENSWIM PRO」
- 防塵・防水性能「IP68」対応で、水中でも使用可能(最大2mの深さでも2時間耐えられる)
- MP3ストレージ内蔵で、最大8000曲まで保存可能
- BluetoothモードとMP3モードをイヤホンのボタンで切り替え可能
【公式サイト限定特典】購入後30日以内であれば返品・返金対応が可能です!
ビジネス用

マイクが標準装備でついているイヤホンも多く、軟骨伝導イヤホンも例外ではありません。長時間のWeb会議をするサラリーマンやリモートワーカーにとって、耳を塞がない軟骨伝導イヤホンは魅力的です。長時間の会議でも集中力を切らすことなく、業務にあたれます。
軟骨伝導を活用した集音器を設置する金融機関や病院での窓口も増えています。マスクをしていたり、パーテーション越しだと話している内容がわからないことがありますよね。特に高齢者の方は耳が遠くなりがちですし、金融機関の窓口ではプライバシーの問題もあります。

役場や金融機関でお年寄りの方の耳が遠くて、コミュニケーションが取れなかった経験はありませんか?
窓口用軟骨伝導イヤホン「cheero Otocarti MATE」
cheero Otocarti MATE(チーロ オトカルティメイト)は、世界初の軟骨伝導集音器です。
行政や金融機関、病院の窓口には、聴力に障害があったり、耳が遠くなりがちな高齢者もいらっしゃいます。コロナウイルスの影響でパーテーションやマスク越しに会話することが増えました。これまでも聞き間違えや同じ説明をする機会が多くなっています。
そんな窓口対応での「困った」を解決するのが、集音器とイヤホンが一体となった「cheero Otocarti MATE」です。

軟骨伝導集音器のメリット
- 掃除が簡単なので、清潔に保てる
- 使用者が外耳道炎にならない
- 音漏れが少ないため、使用者の負担が少ない
- 集音器を使いながらスムーズにコミュニケーションがとれる
Otocarti MATEの使い方
- お客様にイヤホンのスピーカー部分を耳につけてもらう
- 窓口担当者は集音器に向かって話す
- 話した声がスピーカーを伝ってお客様の耳に届く
- 会話が終了したら、スピーカー部分をアルコールタオルなどで消毒
お客様にイヤホンをしていただき、窓口の担当者が普通に話すことで、担当者の声がお客様の耳にダイレクトに届きます。聞き間違えや再説明が減れば、お互いストレスを感じることなくコミュニケーションを取れます。
業務時間が短縮できれば、お客様は満足し、担当者の負担も減るので一石二鳥です。また、衛生面でもメリットがあります。お客様が触れるのは軟骨伝導イヤホンの球体の部分だけです。球体の部分だけを消毒すればいいので、消毒にかかる手間や時間も削減できます。
■快適なコミュニケーション
高齢者や聴力に制限のある方にもきめ細かなサービスを提供できます。■小さな声でプライバシーの確保
cheero公式サイト:https://cheero.shop/pages/gyo-01
窓口スタッフは普段の声量でも、お客様は大きな音量で声を聞くことができます。
個人情報を取り扱いするシーンでは、大きな声で話す必要がなく、プライバシーを守ることができます。
現在100社以上の金融機関、自治体、病院などで導入(※)されており、テレビや新聞などでの紹介事例もたくさんあります。
※導入実績:青梅信用金庫、野村証券、奈良県庁、福島県白河市役所、クオール薬局など多数(2024年6月時点)
窓口用セットはインターネット販売していないため、cheero公式ショップよりお問い合わせください。

cheero Otocarti MATEは個人向けでも販売しています。
ワイヤレスイヤホン・集音器・モバイルバッテリーが充実!
おすすめの軟骨伝導イヤホンは「オーディオテクニカ ATH-CC500BT2」

オーディオテクニカ「ATH-CC500BT2」がおすすめです
ATH-CC500BT2の基本情報

メーカー名 | オーディオテクニカ |
型番 | ATH-CC500BT2 |
価格 | オープン価格 (公式サイト 税込21,780円) |
送料 | 無料 |
バッテリー稼働時間 | 約20時間 |
充電時間 | 約2時間 |
急速充電 | 10分充電で2時間再生可能 |
重量 | 約32g |
Bluetooth | BluetoothⓇ V5.3 |
防水&防塵規格 | IPX4 |
素材 | 肌触りの良いシリコン素材、軽量チタニウムを使用したバンド |
マイク | 全指向性マイク |
カラー展開 | ベージュ ブラック |
返品・返金 | 自己都合の場合は不可 |
保証期間 | 1年 |
ATH-CC500BT2はオーディオテクニカから発売された軟骨伝導イヤホンです。世界初の軟骨伝導イヤホン「ATH-CC500BT」がさらにレベルアップ。前作より音質や音漏れ抑制はもちろん、ボタンの配置替えで操作しやすくなっています。
ATH-CC500BT/ATH-CC500BT2 新旧モデル比較
ATH-CC500BTとの違いについて、比較した結果は以下のとおりです。
製品名 | ATH-CC500BT | ATH-CC500BT2 |
---|---|---|
発売日 | 2022年10月14日 | 2024年10月25日 |
価格 | 税込13,860円 | 税込27,880円 |
送料 | 無料 | 無料 |
バッテリー稼働時間 | 約20時間 | 約20時間 |
充電時間 | 1時間 | 約2時間 |
急速充電 | 10分充電で2時間再生可能 | 10分充電で2時間再生可能 |
充電ポート | USB-C | USB-C |
重量 | 約35g | 約32g |
Bluetooth | BluetoothⓇ V5.1 | BluetoothⓇ V5.3 |
防水&防塵規格 | IPX4 | IPX4 |
素材 | シリコン素材、軽量チタニウム | シリコン素材、軽量チタニウム |
マイク | 全指向性マイク | 全指向性マイク |
カラー展開 | 2色(ベージュ、ブラック) | 2色(ベージュ、ブラック) |
返品・返金 | 自己都合の場合は不可 | 自己都合の場合は不可 |
保証期間 | 1年 | 1年 |
公式サイト | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
ATH-CC500BT2で進化したポイント
- 振動子部分が小さくなって、装着感がアップ
- 次世代の振動ドライバー(PAT.P)採用で、音質と最大音量がアップ
- ボタン配置が集約されて、操作しやすくなった
- 専用アプリ「Connect」で視聴環境をカスタマイズ可能
僕は先代モデルを使用していますが、以下の2点が気になっていました。
- ボタンの位置が分かりづらい
- 最大音量まで上げないと聞こえないときがある
同じような不満を持っている人は、ATH-CC500BT2で改善されているのでぜひ検討してください。
その他の軟骨伝導デバイス
cheero Otocarti MATE (軟骨伝導集音器)
cheero Otocarti LITE (軟骨伝導ワイヤレスイヤホン)
ワイヤレスイヤホン・集音器・モバイルバッテリーが充実!
軟骨伝導に関するよくある質問

軟骨伝導に関するよくある質問にお答えします。
軟骨伝導イヤホンのデメリットは?
軟骨伝導イヤホンのデメリットは以下のとおりです。
- ラインナップが少なく、価格が高め
- 音漏れの可能性がある
- 「高音質で音楽を聴きたい」という人には不向き
- 低音や音に深みがある音楽とは相性が悪い
軟骨伝導と骨伝導の違いは何ですか?
骨伝導と軟骨伝導の主な違いは以下のとおりです。
軟骨伝導 | 骨伝導 | |
---|---|---|
音の伝わり方 | 耳の外側の軟骨を通して音が伝わる | 頭蓋骨を通して内耳に音が伝わる |
振動子(※)をあてる場所 | 耳の穴の前にある小さな出っ張り(耳珠) | こめかみ部分 |
音質 | 通話やながら聴きレベルとして十分 | 通話やながら聴きレベルとして十分 |
装着感 | 耳元にスピーカーがある感覚 | 解放感は同様だが、振動が気になる人も多い |
遮音性 | 骨伝導よりは高い | 耳を塞がないので低い |
デバイスの豊富さ | 少ない | 低価格からハイエンドまで豊富 |
※ 振動子(しんどうし)とは、電気信号を振動に変え、鼓膜を刺激して音を伝えるためのイヤホンの部品です
軟骨伝導の仕組みは?
軟骨伝導は、外耳の軟骨部分を振動させて音を鼓膜に伝える技術です。イヤホンから発せられる微細な振動が軟骨を通して鼓膜に伝わり、内耳で音として認識されます。この技術により耳をふさぐことなく音を聞くことが可能です。
軟骨伝導イヤホンを導入している自治体は?
自治体が軟骨伝導イヤホンを導入する目的は以下のとおりです。
- 窓口対応での集音器:スムーズなコミュニケーションを行いたい
- 観光案内:展示物の音声案内を聴いてもらう
導入を検討している人はこちらからお問合せください。
軟骨伝導デバイスは水に強い?
軟骨伝導デバイスには、一部の製品で防水性能を持つものがあります。防水性能があると、雨の日や運動中に汗をかいても安心して使用することが可能です。水深1メートルの水に30分間浸けても問題ないとされる防水性能を持つデバイスもあります。
ただし、すべての軟骨伝導デバイスが防水性能を持っているわけではないので、購入前に確認することがおすすめです。
軟骨伝導ヘッドホンは音漏れする?
軟骨伝導ヘッドホンは音漏れしにくい設計が多いです。耳の軟骨部分を通じて音を伝えるため、外部に音が漏れにくい特性があるからです。静かな場所でも安心して使用できます。図書館やカフェなど静かな環境で使用する場合でも、他の人に迷惑をかけることが少ないです。
ただし、高音量で使用すると音漏れする可能性があります。適切な音量で使用するように注意しましょう。
長時間の使用で耳に影響はある?
長時間の使用でも耳が疲れにくいのが軟骨伝導デバイスの特徴です。しかし、過度の音量で長時間使用すると耳に影響が出る可能性があります。音量を適切に調節し、定期的に休憩を取ることで、耳の健康を守りながら使用しましょう。
軟骨伝導製品の寿命はどのくらい?
軟骨伝導製品の寿命は、一般的には1〜3年程度です。頻繁に使う場合や過酷な環境での使用は寿命を短くすることがあります。
バッテリーの寿命も製品の寿命に大きく影響します。高品質な製品は寿命が長い傾向にありますが、どの製品でも充電回数が増えることでバッテリーの劣化が進むことは避けられません。
適切な保管とメンテナンスを行うことで、軟骨伝導製品の寿命を延ばすことができます。湿気の少ない場所に保管し、定期的に清掃するのがおすすめです。
軟骨伝導ヘッドホンで通話は可能?
ほとんどの軟骨伝導ヘッドホンにはマイクが搭載されているため、通話は可能です。ハンズフリーでの通話ができ、ビジネスシーンや運動中にも便利に使用できます。
周囲の環境音を聞きながら通話できる点も特徴です。しかし、通話品質は製品の性能に依存するため、自分の使用シーンに合った製品を選ぶことが大切です。
軟骨伝導イヤホンは新スタイルの「オープンイヤーイヤホン」

軟骨伝導は、耳の軟骨を伝わって音が聞こえる新しい技術です。軟骨伝導イヤホンのメリットは骨伝導イヤホンよりも音漏れや振動が少ない点にあります。また、耳を塞がないため、周囲の状況を把握しながら音楽を楽しんだり、会話したりできるのが従来のイヤホンとは違うポイントです。長時間装着しても違和感が少なく、さまざまなシーンで活用されています。
軟骨伝導イヤホンのおすすめはオーディオテクニカの「ATH-CC500BT2」です。
リンク一方、骨伝導はこめかみ部分に振動子をあてることで、頭蓋骨を伝わって音が聞こえるしくみです。骨伝導イヤホンも軟骨伝導イヤホンと同様、耳をふさがないオープンイヤーイヤホンです。軟骨伝導イヤホンの種類は少ないため、骨伝導イヤホンも選択肢に入れましょう。
骨伝導イヤホンのおすすめはShokzの「OPENRUN PRO2」です。骨伝導と空気伝導のハイブリッドタイプのため、軟骨伝導イヤホンに最も近い感覚で音楽を楽しめます。
» Shokz OPENRUN PRO2の口コミ評価
失敗しないイヤホン選びのポイントは次の3つです。
失敗しないイヤホン選びのポイント3選
- イヤホンの性能
- 試聴した感想や口コミ評価
- 価格
「イヤホン選びのポイント」はこちらの記事で詳しく解説しています。
» イヤホン選びのポイントを詳細解説!
人によって求める機能が異なるため、他のユーザーの体験談などをしっかりと確認しましょう。適切な商品を選んで、快適な毎日を送れたら幸いです。
こちらの記事では、「ながら聴き」に最適なオープンイヤーイヤホンを価格帯別に紹介しています。どのイヤホンも耳を塞がない、装着感の高いイヤホンです。イヤホン選びに迷っている人は参考にしてください。
» 【2024年】おすすめオープンイヤーイヤホン19選

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今後もあなたのイヤホンライフに役立つ情報を発信していきます。
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